体験レッスンって、結局何をすればいいの?

オンライン日本語教師を始めたいと思っても、
最初に不安になりやすいのが、体験レッスンで何をするのか だと思います。

「いきなり授業をしないといけないのかな?」
「何を聞けばいいの?」
「準備不足で失敗しそう…」

そんなふうに不安になるのは、かなり自然なことです。

私自身も、最初の頃は体験レッスンの進め方にかなり迷いました。
何をどこまで準備すればいいのか、どんな流れで進めればいいのかがわからず、緊張することも多かったです。

🖋 この記事を書いた人

Ami(フリーランス日本語教師)
海外・オンラインでの日本語教育経験あり。
現在はデンマークから世界中の学習者に日本語を教えています。
これまでに3000回以上のレッスンを担当してきました。

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でも実際にやってみると、
体験レッスンは最初から完璧な授業を見せる場 というより、
学習者の目的や今のレベルを知って、今後のレッスンにつなげる場 と考えた方がかなりやりやすいと感じました。

Ami

最初から完璧な授業をしようとしなくて大丈夫。

まずは相手を知ることが大事です。

この記事では、オンライン日本語教師として初めて体験レッスンをする人向けに、

  • 体験レッスンの流れ
  • 学習者に聞くこと
  • 事前に準備しておくこと
  • 失敗しやすいポイント

を、できるだけわかりやすくまとめます。

この記事でわかること
  • 体験レッスンの基本の流れ
  • 学習者に最初に聞くこと
  • レベル確認のしかた
  • 事前に準備しておくこと
  • 初心者がやりがちな失敗
Contents
  1. 1. 体験レッスンは何のためにある?
  2. 2. 体験レッスン前に準備しておくこと
  3. 3. 体験レッスンの基本の流れ
  4. 4. 学習者に聞く質問内容
  5. 5. 日本語レベルの確認はどうする?
  6. 6. 初心者がやりがちな失敗
  7. 7. 私が体験レッスンで意識していること
  8. 8. まとめ|体験レッスンは「相手を知る時間」

1. 体験レッスンは何のためにある?

初めて体験レッスンをするとき、
「ちゃんと授業をしないといけないのかな」と思う人は多いと思います。

でも実際には、体験レッスンは最初から完璧な授業を見せる場ではありません。
むしろ、これからレッスンを続けていくために、学習者のことを知る時間だと考えた方がやりやすいです。

私も最初の頃は、「何かしっかり教えなきゃ」と思って空回りしそうになることがありました。
でも、体験レッスンで本当に大事なのは、教える内容を詰め込むことより、相手の目的や今の状況を知ることだと感じています。

Ami

体験レッスンは、完璧な授業をする時間というより、「これからどう進めるか」を考える時間です。

学習者の目的を知るため

体験レッスンでまず大切なのは、
学習者がなぜ日本語を勉強したいのか を知ることです。

たとえば、

  • 仕事で日本語を使いたい
  • JLPTに合格したい
  • 会話力を上げたい
  • 日本旅行のために勉強したい
  • 日本のアニメやドラマをもっと理解したい

など、学ぶ理由は人によってかなり違います。

目的が違えば、必要なレッスンの内容も変わります。
だから、最初の体験レッスンでここを確認しておくと、その後の提案がしやすくなります。

学習者の目的を知ること は、体験レッスンの中でも特に大事なポイントです。

今の日本語レベルを知るため

体験レッスンでは、
学習者が今どのくらい日本語ができるのか をざっくり確認することも大切です。

ここで大事なのは、最初から細かく正確にレベル分けしようとしすぎないことです。
まずは、自己紹介をしてもらったり、簡単な質問をしたりして、「どのくらい理解できるか」「どのくらい話せるか」を見れば十分です。

私も最初の頃は、きちんとレベルを見極めないといけないと思って少し構えていました。
でも実際には、体験レッスンでは今できることを知る くらいの意識で進めた方が、落ち着いて見やすいと感じています。

今の日本語レベルを知ること は、今後どんなレッスンを提案するかを考えるうえで必要です。

話しやすさや相性を見てもらうため

体験レッスンは、
講師が学習者を見るだけでなく、学習者にも先生との相性を見てもらう時間 です。

オンラインレッスンでは、
「この先生なら安心して話せそう」
「質問しやすそう」
と感じてもらえるかどうかが、とても大切です。

どれだけ知識があっても、緊張しすぎて話しにくかったり、雰囲気が合わないと感じたりすると、継続にはつながりにくいことがあります。

だから私は、体験レッスンでは内容だけでなく、話すスピードや表情、リアクションも意識するようにしています。
落ち着いて話せる雰囲気を作るだけでも、相手の安心感はかなり変わると思います。

安心して話せる先生だと思ってもらうこと も、体験レッスンの大事な役割です。

今後のレッスンにつなげるため

体験レッスンのゴールは、
その場で完璧な授業を終えることではなく、今後のレッスンにつなげること です。

学習者の目的、レベル、希望するレッスン内容が少しでも見えてくれば、
「次はこういう内容で進めましょう」
「会話を中心にしましょう」
「文法を復習しながら進めましょう」
と提案しやすくなります。

ここが曖昧なまま終わると、
学習者も「この先生で続けたらどんなレッスンになるのか」がイメージしづらくなります。

私も、体験レッスンの最後には、できるだけ「次にどう進めるか」が見える状態で終えることを意識しています。
その方が学習者にとっても安心しやすいです。

体験レッスンは、今後のレッスンにつなげるための時間です。

2. 体験レッスン前に準備しておくこと

体験レッスンは、当日のその場しのぎでも進めることはできます。
でも、少しでも準備しておくと、気持ちの余裕がかなり変わります。

特に初めての頃は、
「何を聞くんだっけ?」
「次に何をすればいいんだろう?」
と焦りやすいので、事前に流れを考えておくだけでも安心しやすくなります。

私自身も、最初はとにかく緊張していたので、
簡単なメモを作ったり、聞くことを整理したりしてからレッスンに入るようにしていました。
準備しすぎる必要はありませんが、最低限の土台は作っておいた方がやりやすいです。

Ami

初回のレッスンほど、流れをざっくり決めておくだけでかなり安心できます。

自己紹介を短くまとめておく

まず準備しておきたいのは、
自分の自己紹介です。

体験レッスンの最初には、講師側も簡単に自己紹介をすることが多いです。
ここで長く話しすぎる必要はありませんが、まったく準備していないと、意外と話しにくいことがあります。

たとえば、

  • 名前
  • 日本語教師としての経験
  • どんな学習者に教えているか
  • どんな授業が得意か

このくらいを、短く話せるようにしておくと十分です。

私は、最初の自己紹介は「長く話すこと」より、
安心して話せる先生だと思ってもらうこと を意識した方がいいと感じています。

聞くことをメモしておく

体験レッスンでは、
学習者に聞きたいことを事前に整理しておくとかなり楽です。

たとえば、

  • 日本語を勉強している理由
  • 今までの学習歴
  • どんな授業を受けたいか
  • JLPTの予定
  • 宿題がほしいかどうか

こうした質問を、レッスン前にメモしておくだけでも、進行が安定しやすくなります。

私も最初の頃は、聞きたいことを頭の中だけで整理していて、途中で抜けてしまうことがありました。
なので、今は簡単なメモがあるだけでもかなり違うと感じています。

聞くことを事前に整理しておくこと は、初めての体験レッスンでは特に大事です。

簡単な教材やメモを用意しておく

体験レッスンでは、
必ずしも本格的な教材が必要なわけではありません。

でも、何か少し話が止まったときに使えるように、
簡単な教材やメモを1つ用意しておくと安心です。

たとえば、

  • 自己紹介用の質問
  • 簡単な会話トピック
  • レベル確認用の質問
  • ひらがな・カタカナ確認用の簡単な資料

このくらいでも十分です。

私も最初の頃は、「ちゃんとした教材を作らなきゃ」と思っていたことがありました。
でも実際は、体験レッスンでは大がかりな教材より、すぐ使える簡単な準備 の方が役に立つことが多いです。

レッスンの流れをざっくり決めておく

一番おすすめしたいのは、
体験レッスンの流れをざっくり決めておくことです。

たとえば、

  1. あいさつ・自己紹介
  2. 学習目的を聞く
  3. 学習歴を聞く
  4. 日本語レベルを確認する
  5. 今後のレッスンについて話す
  6. 最後に質問を受ける

このくらいの流れを自分の中で持っておくだけで、かなり落ち着いて進めやすくなります。

私は、最初のレッスンほど「次に何をするか」が自分の中で見えていることが大事だと感じています。
細かく台本を作る必要はありませんが、大まかな順番があるだけで焦りにくくなる と思います。

3. 体験レッスンの基本の流れ

体験レッスンでは、何をどんな順番で進めればいいのかが見えているだけで、かなり安心しやすくなります。

もちろん、相手によって流れは少し変わります。
でも最初のうちは、自分なりの基本パターンを持っておくと進めやすいです。

私も最初の頃は、毎回その場で考えようとして、逆に頭が真っ白になりそうになることがありました。
だからこそ、体験レッスンでは「まずはこの流れで進める」と決めておくことをおすすめします。

Ami

流れが見えているだけで、体験レッスンの安心感はかなり変わります。

1. あいさつ・自己紹介

まずは、あいさつと簡単な自己紹介から始めます。

ここで大事なのは、完璧な自己紹介をすることより、
相手が少しでも話しやすい雰囲気を作ることです。

たとえば、

  • 名前
  • どんな人に日本語を教えているか
  • 今日のレッスンでは何をするか

このくらいを短く伝えるだけでも十分です。

最初から情報を詰め込みすぎるより、
「今日は少しお話ししながら、今のレベルや目標を確認していきますね」
と一言添えるだけでも、相手はかなり安心しやすくなります。

2. 学習目的を聞く

次に、学習者がなぜ日本語を勉強しているのかを聞きます。

ここは体験レッスンの中でもかなり大事な部分です。
目的がわかると、その後に何を確認すればいいか、どんな授業を提案すればいいかが見えやすくなります。

たとえば、こんなことを聞けます。

  • 日本語を勉強している理由は何ですか?
  • どんなときに日本語を使いたいですか?
  • 会話を伸ばしたいですか? 試験対策がしたいですか?

相手の答えを聞きながら、
「この人は会話重視なんだな」
「JLPTが目標なんだな」
と方向性をつかめると、その後がかなり進めやすくなります。

学習目的を聞くこと は、体験レッスンの土台になります。

3. 学習歴を聞く

次に、今までどのくらい勉強してきたかを聞きます。

ここで知りたいのは、細かい経歴全部ではなく、
「どのくらい学んだことがあるか」の大まかなイメージです。

たとえば、

  • 日本語を勉強し始めてどのくらいですか?
  • 今まで使った教材はありますか?
  • 授業を受けたことはありますか?
  • 独学ですか?

こうしたことを聞くだけでも、かなり参考になります。

同じ「初級です」と言っていても、
独学で少し勉強した人と、授業でしっかり学んできた人では、できることがかなり違うこともあります。

だから、今のレベルを見る前に、
どんな学習歴があるかを聞いておくと理解しやすいです。

4. 日本語レベルを確認する

ここでやっと、今の日本語レベルをざっくり確認します。

といっても、最初からきっちりレベル判定しようとしなくて大丈夫です。
まずは簡単な会話や質問のやりとりの中で、どのくらい理解できるか、どのくらい話せるかを見れば十分です。

たとえば、

  • 自己紹介をしてもらう
  • 好きなことを話してもらう
  • 今日何をしたか聞く
  • 簡単な質問に答えてもらう

このくらいでもかなりわかります。

私も最初の頃は、「ちゃんと見極めなきゃ」と思いすぎていたことがありました。
でも実際は、体験レッスンでは今できることを知る くらいの感覚の方が、落ち着いて見やすいです。

細かく判断しようとしすぎないこと も大切です。

5. 今後のレッスンの提案をする

体験レッスンの後半では、
これからどんなレッスンができそうかを簡単に提案します。

たとえば、

  • 会話中心で進めましょう
  • 文法を復習しながら進めましょう
  • JLPT対策を少しずつ入れましょう
  • まずは自己紹介や日常会話から始めましょう

こんなふうに、相手の目的やレベルに合わせて方向性を伝えるだけでも十分です。

ここがあると、学習者も
「この先生と続けたら、こんな感じで勉強できそうだな」
とイメージしやすくなります。

逆に、ここがないまま終わると、
体験レッスンは楽しかったけれど、その後どうなるのかが見えにくくなることがあります。

体験レッスンは、その先のレッスンにつなげることが大切です。

6. 最後に質問を受けて終える

最後は、学習者から質問があるかを確認して終えます。

ここで、

  • レッスンの進め方
  • 宿題の有無
  • 教材について
  • スケジュールについて

など、不安に思っていることを聞いてもらえると、相手も安心しやすいです。

そして、最後はできるだけ落ち着いた雰囲気で終えることを意識するといいと思います。
最初の体験レッスンでは、内容そのものだけでなく、「この先生なら続けやすそう」と思ってもらえることも大切です。

4. 学習者に聞く質問内容

体験レッスンで意外と迷いやすいのが、
「何を聞けばいいのか」ということだと思います。

あれもこれも聞こうとすると質問が多くなりすぎますし、
逆に何も聞けないまま終わると、その後のレッスンが組みにくくなります。

私も最初の頃は、聞きたいことが頭の中でまとまっていなくて、
終わったあとに「これも聞けばよかった」と思うことがありました。

だからこそ、最初は必ず聞きたいことをいくつか決めておく のがおすすめです。
全部を聞こうとしなくていいですが、体験レッスンの中で特に大事な質問はあります。

何を聞けばいいのか決めておかないと、体験レッスンって意外とあっという間に終わるよね。

まずは「なぜ日本語を勉強したいのか」を聞く

一番大事なのは、
学習者がなぜ日本語を勉強したいのか を聞くことです。

ここがわかるだけで、レッスンの方向性はかなり決めやすくなります。

たとえば、

  • 仕事で日本語が必要
  • JLPTに合格したい
  • 日本人の友達やパートナーと話したい
  • 会話力を伸ばしたい
  • 日本旅行をもっと楽しみたい

など、目的は人によってかなり違います。

目的が違えば、必要な授業内容も変わります。
だから私は、体験レッスンではまずここを知ることを大事にしています。

学習目的を聞くこと は、体験レッスンの中でも特に優先度が高いです。

今までどのくらい勉強してきたかを聞く

次に聞きたいのは、
今までの学習歴です。

ここで知りたいのは、細かい履歴全部ではなく、
「どれくらい勉強してきた人なのか」の大まかなイメージです。

たとえば、こんな質問ができます。

  • 日本語を勉強し始めてどのくらいですか?
  • 今まで授業を受けたことはありますか?
  • 独学で勉強していますか?
  • 使ったことがある教材はありますか?

同じ「初級です」と言っていても、
勉強歴がある人と、ほぼ初めての人では進め方がかなり変わります。

だから、レベル確認の前に学習歴を聞いておくこと はとても役立ちます。

何を伸ばしたいのかを聞く

日本語を勉強したい理由がわかっても、
その中で何を特に伸ばしたいのかは、もう一歩聞いてみるとわかりやすいです。

たとえば、

  • 会話をもっと話せるようになりたい
  • 文法をしっかり勉強したい
  • 読解や聴解を強くしたい
  • JLPTのために試験対策をしたい

こうした希望がわかると、
レッスンの組み方がかなり具体的になります。

私も、ここを聞かずに進めてしまうと、
「会話中心がよかったのに文法の話が多かった」
のように、少しズレが出やすいと感じています。

何を伸ばしたいのか を聞いておくと、その後の提案がしやすくなります。

宿題や授業スタイルの希望も聞いておく

体験レッスンでは、
授業の内容だけでなく、学習スタイルの希望も少し聞いておくと安心です。

たとえば、

  • 宿題はあった方がいいですか?
  • 日本語だけで授業をしたいですか?
  • 英語など他の言語も使った方が安心ですか?
  • 会話中心がいいですか?文法も入れたいですか?

こうしたことを聞いておくと、
学習者がどんな授業をイメージしているのかが見えやすくなります。

もちろん、最初から全部細かく決めなくても大丈夫です。
でも、授業スタイルの希望をまったく聞かないまま進めると、後からズレやすいこともあります。

最初から質問しすぎなくても大丈夫

ここで気をつけたいのは、
質問が多すぎると、面接のような空気になってしまうことです。

体験レッスンは、学習者にとっても緊張する時間です。
だから、質問ばかり続くと疲れてしまうこともあります。

私も最初の頃は、「ちゃんと聞かなきゃ」と思って質問を詰め込みすぎそうになったことがありました。
でも実際には、絶対に必要なことを優先して聞く くらいの方が、相手も話しやすいです。

最初は、

  • 学習目的
  • 学習歴
  • 伸ばしたいこと

この3つを押さえられれば十分だと思います。

全部を一回で聞こうとしなくて大丈夫です。

5. 日本語レベルの確認はどうする?

体験レッスンで多くの人が迷いやすいのが、
学習者の日本語レベルをどう確認すればいいのか だと思います。

「ちゃんと見極めないといけないのかな?」
「どこまで聞けばいいんだろう?」
と不安になるのは自然なことです。

私も最初の頃は、
レベル確認をきちんとやらないといけないと思いすぎて、少し身構えてしまうことがありました。
でも実際は、最初から細かく正確に判断しようとしなくて大丈夫です。

体験レッスンでは、
今どのくらい理解できるのか、どのくらい話せるのかをざっくり知る くらいの気持ちで十分だと思います。

レベル確認って、先生っぽくちゃんと判断しなきゃいけない感じがして緊張する…。

最初から完璧に見極めようとしなくて大丈夫。

まずは「今できること」を見る意識で十分です。


まずは簡単な会話から入る

いきなり文法のチェックや難しい質問をするより、
まずは簡単な会話から入る方が自然です。

たとえば、

  • お名前は何ですか?
  • どこに住んでいますか?
  • お仕事は何ですか?
  • 趣味は何ですか?
  • 今日は何をしましたか?

このくらいの質問でも、かなり多くのことがわかります。

質問の意味をすぐ理解できるか、
短くても自分の言葉で答えられるか、
聞き返しが多いかどうか、
そういうところを見るだけでも十分参考になります。

最初は簡単な会話から入る 方が、相手も緊張しにくく、自然に様子を見やすいです。

「どこまで話せるか」を見る

レベル確認で大事なのは、
「正確に話せるか」だけではなく、どこまで自分の力で伝えられるか を見ることです。

たとえば、文法が少し不正確でも、

  • 質問の意味は理解できている
  • 短い文で答えられる
  • 知っている言葉で何とか伝えようとしている

こういう様子が見えれば、それは大事な手がかりになります。

逆に、単語は知っていても、質問の意味がつかみにくかったり、やりとりが止まりやすかったりする場合は、まだゆっくり進めた方がよさそうだと判断できます。

私も、最初の頃は「正しいかどうか」ばかり見ようとしていたことがありました。
でも実際には、今どこまで話せるか を見る方が、その後のレッスンを考えやすいと感じています。

自己紹介をしてもらうのもおすすめ

レベル確認の方法として、
簡単な自己紹介をしてもらうのもかなりおすすめです。

自己紹介には、

  • 名前
  • 出身
  • 仕事
  • 趣味
  • 日本語を勉強している理由

など、基本的な要素が自然に入ります。

そのため、語彙、文の長さ、話すスピード、言い直しの多さなどを見やすいです。
しかも、質問を細かく重ねなくても、学習者の今の力をある程度つかむことができます。

もし相手が話しにくそうなら、
こちらが1つずつ質問しながら進めても大丈夫です。

自己紹介をしてもらう だけでも、レベル確認のヒントはかなり得られます。

細かくレベル分けしようとしすぎない

体験レッスンでは、
最初から「この人はN4レベル」「この人はN3の前半」みたいに、細かく判断しようとしすぎなくて大丈夫です。

もちろん、ある程度の目安を持つことは大切です。
でも、1回の短い体験レッスンだけで全部を正確に判断するのは難しいことも多いです。

むしろ最初は、

  • 初級寄りか
  • ある程度話せるか
  • 会話中心で進められそうか
  • 文法の復習が必要そうか

このくらいの大まかな見方で十分だと思います。

私も、最初から細かく見極めようとすると、自分も焦るし、相手も試されているように感じやすいと思っています。
だからこそ、細かく判断しようとしすぎないこと も大切です。

6. 初心者がやりがちな失敗

体験レッスンは、最初のうちは誰でも緊張しやすいです。
だからこそ、うまくやろうとするあまり、空回りしてしまうことがあります。

私自身も、最初の頃は
「ちゃんとしなきゃ」
「いい先生だと思ってもらわなきゃ」
という気持ちが強くて、終わったあとに「もっとこうすればよかった」と思うことがよくありました。

でも今振り返ると、初心者の頃にやりがちな失敗には、ある程度共通点があると感じます。
ここを先に知っておくだけでも、体験レッスンのやりやすさはかなり変わるはずです。

初めての体験レッスンって、失敗しないように頑張ろうとするほど空回りしそう…。

Ami

最初から完璧にやろうとしなくて大丈夫。

大事なのは、相手のことを知って落ち着いて進めることです。

自分ばかり話してしまう

初心者の頃にありがちなのが、
緊張して、自分ばかり話してしまうことです。

沈黙が怖くて説明を続けてしまったり、
「ちゃんと教えなきゃ」と思って話しすぎてしまったりすることがあります。

でも、体験レッスンで大事なのは、講師がたくさん話すことではありません。
むしろ、学習者がどんな人なのかを知るために、相手に話してもらう時間を作ることの方が大切です。

私も最初の頃は、「何かしっかり話さないと」と思っていたことがありました。
でも実際は、こちらが話しすぎると、相手の目的やレベルが見えにくくなることもあります。

体験レッスンでは、相手に話してもらう時間を意識すること が大切です。

いきなり授業をしすぎる

もう一つ多いのが、
最初から本格的な授業をしようとしすぎることです。

もちろん、少し日本語を教えたり、やりとりの中でレベルを見たりすることはあります。
でも、体験レッスンの中心は「今後のレッスンにつなげること」です。

ここで内容を詰め込みすぎると、

  • 学習者の話を聞く時間がなくなる
  • 何を求めている人なのかが見えない
  • その後の提案がしにくくなる

といったことが起こりやすくなります。

私も最初は、「ちゃんと教えないと体験レッスンとして弱いかも」と思っていたことがありました。
でも実際は、無理に授業を詰め込むより、相手の状況を知る方がずっと大事でした。

体験レッスンは、本格授業を見せる場ではなく、方向性を決める場 と考えた方が進めやすいです。

質問が多すぎて面接のようになる

体験レッスンでは、聞くことを準備しておくのは大事です。
でも、聞きたいことを全部入れようとすると、質問が多すぎて面接のような空気になることがあります。

学習者にとっても、体験レッスンは緊張する時間です。
そこに質問が続きすぎると、安心して話しにくくなることもあります。

だから私は、最初は

  • 学習目的
  • 学習歴
  • 伸ばしたいこと

この3つが聞ければ十分だと思っています。

細かいことは、実際にレッスンを始めてから少しずつ確認していっても大丈夫です。

全部を一回で聞こうとしなくて大丈夫 です。

学習者の目的を聞かずに終わってしまう

これはかなりもったいない失敗です。

体験レッスンで少し会話ができても、
学習者が何を求めているのかがわからないまま終わると、次のレッスンの提案がしにくくなります。

たとえば、

  • 会話をしたいのか
  • 文法をやりたいのか
  • JLPT対策をしたいのか
  • 仕事で使いたいのか

このあたりが見えないままだと、こちらの提案もぼんやりしやすいです。

私も、あとから振り返って「一番大事なことを聞けていなかった」と思ったことがありました。
だからこそ今は、体験レッスンでは学習者の目的を知ること をかなり大事にしています。

一番もったいないのは、相手の目的が見えないまま終わること だと思います。

最後に次の提案をせずに終わる

体験レッスンの最後に、
今後どう進められそうかを伝えずに終わってしまうのも、初心者の頃にありがちです。

レッスン自体は問題なく終わっていても、
学習者からすると「この先生と続けたらどうなるのか」がわからないままだと、少し不安が残ることがあります。

たとえば、

  • 次回は会話中心で進めましょう
  • まずは文法の復習から始めましょう
  • JLPT対策を少しずつ入れていきましょう

このくらいでもいいので、方向性を一言伝えるだけでかなり違います。

私は、体験レッスンの最後に
「この先のイメージ」が少しでも見えるように終えることを意識しています。
それだけでも、安心感はかなり変わると思います。

7. 私が体験レッスンで意識していること

体験レッスンでは、
何を聞くか、どう進めるかももちろん大事です。

でも実際にやってきて私が感じるのは、
それと同じくらい、どんな空気で進めるか も大切だということです。

体験レッスンは、学習者にとっても最初の一歩です。
新しい先生と話すのは緊張することも多いと思いますし、
「自分に合うかな」「ちゃんと話せるかな」と不安を感じている人も少なくありません。

だから私は、体験レッスンでは内容だけでなく、
相手が少しでも安心して話せる時間にすることを意識しています。

Ami

体験レッスンでは、「ちゃんと教えること」だけじゃなくて、「安心して話せること」もすごく大事だと思っています。

まずは安心して話せる雰囲気を作る

私が一番意識しているのは、
最初に少しでも話しやすい雰囲気を作ることです。

体験レッスンの最初は、学習者もかなり緊張していることがあります。
その状態でいきなり質問を重ねたり、固い空気のまま進めたりすると、相手の本来の力も見えにくくなります。

だから私は、最初のあいさつや自己紹介のときに、
話すスピードや表情、リアクションを少し意識するようにしています。

たとえば、

  • 少しゆっくり話す
  • 相手の答えにうなずく
  • 間違いがあってもすぐに止めすぎない

こうした小さなことだけでも、相手の緊張はかなり変わると感じています。

安心して話せる雰囲気を作ること は、体験レッスンの土台になると思います。

相手の話をよく聞く

体験レッスンでは、
自分がうまく話すことより、相手の話をちゃんと聞くこと を大事にしています。

学習者の中には、
「何を勉強したいか」がまだうまく言葉になっていない人もいます。
でも、話を聞いていくと、少しずつ本当に困っていることや目標が見えてくることがあります。

だから私は、
すぐに結論を出そうとするより、まずは相手の話を受け止めることを意識しています。

私自身、体験レッスンでは
「この人は何に困っていて、何を求めているんだろう」
という視点で聞くようにしています。

その方が、表面的な会話だけで終わらず、
その後のレッスン提案もしやすくなると感じています。

相手の話をよく聞くこと は、レッスンの方向性を考えるうえでもとても大切です。

完璧な授業を見せようとしすぎない

体験レッスンでは、
「しっかりした授業を見せなきゃ」と思いすぎないようにしています。

もちろん、いい加減でいいという意味ではありません。
でも、最初から100点の授業を見せようとすると、自分も固くなりやすいし、相手を見る余裕もなくなりやすいです。

私も最初の頃は、
「ちゃんと教えられるところを見せなきゃ」と思って空回りしそうになることがありました。
でも実際は、体験レッスンで大切なのは、完璧な授業そのものより、
「この先生となら続けられそう」と思ってもらえることだと感じています。

だから私は、
最初から全部うまくやろうとするより、落ち着いて進めることを意識しています。

完璧な授業を見せようとしすぎないこと も、体験レッスンでは大切だと思います。

次につながる終わり方を意識する

体験レッスンの最後は、
その場で終わりではなく、次につながる形で終えるように意識しています。

たとえば、

  • 今後はこういうレッスンができそうです
  • 次はこの内容から始めましょう
  • 会話中心で進めるのがよさそうですね

このように、今後の方向性を一言でも伝えるようにしています。

ここがあるだけで、学習者も
「この先生と続けたらどうなりそうか」
がイメージしやすくなります。

私も、最後の一言で学習者の安心感はかなり変わると感じています。
だからこそ、終わり方まで含めて体験レッスンだと思うようにしています。

次につながる終わり方を意識すること も、とても大切です。

うまくできなかった回も、次に活かせば大丈夫

体験レッスンは、毎回完璧にできるとは限りません。
私も、あとから振り返って「もう少しこうすればよかったな」と思うことは今でもあります。

でも、そういう経験があるからこそ、次に少しずつ良くしていけるのだと思います。

最初から全部うまくやることより、
終わったあとに振り返って、次に活かしていくことの方がずっと大事です。

だから、もし体験レッスンで思うようにできなかったとしても、
それだけで自分に向いていないと考えなくて大丈夫です。

私も、少しずつ経験を重ねながら、自分なりのやり方を見つけてきました。
体験レッスンも、回数を重ねる中で少しずつやりやすくなっていくものだと思います。

8. まとめ|体験レッスンは「相手を知る時間」

初めて体験レッスンをするときは、
「ちゃんと授業をしないといけない」
「うまく進めないといけない」
と考えて、緊張してしまう人も多いと思います。

でも実際には、体験レッスンは最初から完璧な授業を見せる場ではありません。
大切なのは、学習者の目的や今のレベルを知って、これからどんなレッスンが合いそうかを考えることです。

私自身も、最初の頃は体験レッスンの進め方にかなり迷いました。
でも、完璧にやろうとするより、相手のことを知ろうとする意識で向き合った方が、結果的に落ち着いて進めやすくなったと感じています。

体験レッスンでは、

  • 学習者の目的を聞くこと
  • 今の日本語レベルをざっくり知ること
  • 話しやすい雰囲気を作ること
  • 次のレッスンにつながる提案をすること

このあたりを意識できれば十分です。

最初から全部うまくやる必要はありません。
少しずつ経験しながら、自分なりの流れを作っていけば大丈夫です。

もし今、体験レッスンが不安でも、
まずは流れをざっくり決めておくだけでかなり安心しやすくなります。
完璧さより、落ち着いて相手と向き合うことの方が大切です。

体験レッスンは、
相手を知る時間であり、これからのレッスンを始めるための最初の一歩 だと思っています。

Ami

最初から完璧じゃなくて大丈夫です。

体験レッスンは、少しずつ慣れていけばちゃんと形になっていきます。

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体験レッスンの前後に知っておくと役立つ内容は、こちらの記事でもまとめています。

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