日本語を教えてみたいけど、どのテキストを使えばいいんだろう?レベルによって教材って変わるの?

日本語教師を始めようとするとき、「どのテキストで教えればいいんだろう?」と迷う方はとても多いです。私はPreplyでオンライン日本語教師を4年続けてきましたが、教材選びは授業の質に直結する大事なポイントです。

この記事では、私が実際にレッスンで使っている教材と、学生さんにJLPT対策としてすすめている教材を、N5からN1までレベル別にまとめて紹介します。

Ami

教材選びって本当に大事です!学生さんのレベルに合ったテキストを使うと、授業がスムーズに進みますし、学生さんの伸びも実感しやすくなりますよ。

🖋 この記事を書いた人

Ami(フリーランス日本語教師)
海外・オンラインでの日本語教育経験あり。
現在はデンマークから世界中の学習者に日本語を教えています。
これまでに3000回以上のレッスンを担当してきました。

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📌 JLPTのレベルについて

JLPT(日本語能力試験)は、N1〜N5の5段階に分かれています。
N5:一番やさしい。ひらがな・カタカナ・基本的な日常会話レベル
N4:初級終了レベル。基本的な文法・語彙が身についている
N3:中級の入口。日常的な話題をある程度理解できる
N2:中上級。幅広い話題をある程度理解できる
N1:最上級。ニュースや新聞など、高度な日本語を理解できる

レッスンでは学生さんがどのレベルを目指しているかによって、使う教材が変わってきます。

📋 この記事でわかること

・レッスンで実際に使っているテキスト(N5〜N1)
・学生さんにすすめているJLPT対策教材(N5〜N1)
・それぞれの特徴と教える上でのポイント

1. レッスンで使う教材(N5〜N1)

私のレッスンでは「みんなの日本語」シリーズを使っていますが、教科書はあくまで練習のサブ教材として使っています。新しい文法を学ぶときはほぼ私のオリジナルスライドで進めて、そのあとの練習として教科書のB・C練習を使うイメージです。N3以降は「上級へのとびら」に切り替えます。

📌 私のレッスンでの教材の使い方

・新しい文法 → オリジナルスライドでイラストを見せながら日本語だけで説明
・説明が終わったら → 教科書のB・C練習でアウトプット練習
・1課が終わったら → 宿題ページを自分でやってきてもらう
・次のレッスンの冒頭 → 宿題の写真を送ってもらって、一緒に読みながら確認

Ami

スライドは全課分を最初に作り切ってしまっているので、準備時間はほぼゼロです。宿題チェックも写真を見ながら確認するだけなので、効率よく進められています。

N5レベル|みんなの日本語 初級I

日本語の基礎中の基礎。ひらがな・カタカナを覚えたらすぐここからスタートします。「〜は〜です」「〜があります」などの基本文型から、て形まで丁寧に学べます。私のレッスンではイラストを使いながら日本語だけで進めるので、英語が苦手な方にも安心です。

N4レベル|みんなの日本語 初級II

初級Iの続き。た形・可能形・受身形・使役形など、日本語らしい表現がどんどん出てきます。ここを乗り越えると「日本語で話せる!」という実感が出てきます。初級IIが終わるころには、日常会話の基礎がしっかり身についています。

N3レベル|みんなの日本語 中級I

初級から中級へのブリッジ。より自然な日本語表現や、複文・敬語の基礎が学べます。初級で培った基礎をさらに広げる段階で、「読む・書く・話す」のバランスを意識した構成になっています。

N2レベル|みんなの日本語 中級II

中級の仕上げ。ニュースや新聞など、より実践的な日本語に触れながら、複雑な文法表現や語彙を学びます。このレベルになると、日本語で考える力がかなりついてきます。

N1レベル|上級へのとびら

上級者向けの総合テキスト。日本の地理・歴史・文化・社会など、多彩なトピックを通じて読む・聞く・話す・書くの4技能を総合的に鍛えます。英語版もあり、海外の学生さんにも使いやすい一冊です。

Ami

みんなの日本語シリーズは基礎固めに本当に優れています。「古い」という声もありますが、文法の積み上げ方は今でも最強だと思っています!

2. JLPT対策教材(N5〜N1)

試験対策には、レッスンで使うテキストとは別の問題集が必要です。JLPTは「言語知識(文字・語彙・文法)」「読解」「聴解」の3セクション。ここでは私がおすすめする試験対策本を紹介します。

N5|日本語総まとめ N5(オールインワン版)

漢字・語彙・文法・読解・聴解が1冊にまとまっているので、N5はこれ1冊で対策できます。1日2ページ・6週間で試験範囲をカバーできる設計で、多言語対応なので英語での説明も確認できます。

N4|日本語総まとめ N4 文法・読解・聴解

N4レベルになると文法の幅が広がります。この一冊で文法・読解・聴解をまとめて対策できます。N4合格を目指す学生さんにまず手に取ってほしい一冊です。

N3|新完全マスター文法 N3

N3からは「新完全マスター」シリーズがおすすめです。問題数が豊富で、文法項目を体系的に整理できます。N3は文法の難易度が一気に上がるため、しっかり文法を固めることが合格への近道です。

N2|新完全マスター文法 N2

N2レベルは文法の数が多く、似た表現の使い分けが問われます。新完全マスターは各文法の意味・接続・使い方を丁寧に解説しており、練習問題と模擬試験で実力を確認できます。

N1|新完全マスター文法 N1

N1の文法は157項目と膨大。新完全マスターは各項目を詳しく解説し、実践問題で繰り返し練習できます。N1合格を目指す方には必携の一冊です。

教材がたくさんあって迷います…教師を始めるならまずどれを揃えればいいですか?

Ami

まず教えるレベルに合わせてレッスン用テキストを1冊揃えれば十分です!学生さんがJLPTも目指しているなら対策本も一緒に紹介してあげると喜ばれますよ。

まとめ

教材選びで大切なのは「自分のレベルに合ったものを1冊やりきること」です。レッスン用と試験対策用は目的が違うので、うまく組み合わせて使ってみてください。

✅ まとめ

・レッスン用はみんなの日本語シリーズ(N5〜N2)+上級へのとびら(N1)
・JLPT対策はN5・N4は日本語総まとめ、N3〜N1は新完全マスター文法
・まず1冊を選んでやりきることが上達の近道

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