オンライン日本語レッスンでやってしまいがちなNG行動10選
オンラインレッスンで気をつけた方がいいことって何だろう?NGを知っておきたい…
「オンライン日本語レッスンで気をつけるべきことって何だろう?」
始めたばかりの頃は、何が正解で何がNGか分からなくて不安ですよね。
この記事では、私自身が意識していることと、他の先生を見て「これはよくないな」と思った行動を正直にまとめました。先に知っておくだけで、レッスンの質がぐっと上がります。
当たり前のことかもしれませんが、意外とやってしまいがちなことが多いです。
自分の振り返りにも使える内容になっています。
一つでも参考になれば嬉しいです。
- 先生が話しすぎることのNG
- 話し方のNG
- 伝え方のNG
- 時間に関するNG
- 環境のNG
1. 先生が話しすぎる
オンラインレッスンで一番気をつけたいのが、先生が話しすぎてしまうことです。
日本語を教えていると、つい「もっと教えなきゃ」と思って話す量が増えがち。でもレッスンの主役は学生さん。先生が話しすぎると、学生さんが話す時間が減って、結果的に学びが少なくなってしまいます。
- 先生:学生 = 3:7 くらいが理想
- 初級の学生さんでも、できるだけ学生さんに話してもらう
- 先生が答えを言う前に、少し待ってみる
私もつい気を抜くと話しすぎてしまうので、レッスン中は意識して「学生さんに話してもらう」ことを心がけています。
ちなみにPreplyには、先生と学生さんの発話の割合を%で表示してくれる機能があります。これがすごく便利で、自分がどれくらい話しているか客観的にわかります。
話してる割合って自分じゃわかりにくいから、そういう機能は助かるね。
本当にそうなんです。
主観的には「ちゃんと学生さんに話してもらった」と思っていても、実際は先生の方が多いことがよくあります。
数字で見ると気づけるので、ありがたい機能です。
先生の話しすぎは学生さんの学びを減らす。
発話のバランスを意識して、主役は学生さんという姿勢を忘れない。
2. 話し方のNG
学生さんに伝わる日本語を話すには、話し方にも気をつけることがあります。
私が他の先生のレッスンを見たり、学生さんから聞いた話をもとに、これはやってはいけないなと思う話し方をまとめました。
- 声が小さい:画面越しだと余計に聞こえにくくなる
- 早口:初心者の学生さんは特に理解できない
- 独り言:学生さんが「自分に言っているのかな?」と混乱する
- ぼそぼそ話す:自信のなさが伝わってしまう
特に早口と声が小さいは、日本人同士でも伝わりにくいのに、日本語を学んでいる学生さんにはなおさらです。
私はいつも意識的にいつもよりゆっくり・はっきり話すようにしています。最初は自分でも「ちょっと大げさかな」と思うくらいでちょうどいいです。
あと意外とやりがちなのが独り言。「えーっと、これはどうかな…」と自分で呟いてしまうと、学生さんは「今のは答えていいのかな?」と混乱します。考えるときは黙って考える、話すときははっきり学生さんに向けて話す、と切り分けるのが大切です。
独り言って無意識にやっちゃうかも。気をつけないとね。
意外とやってしまうんですよね。
画面越しだと、相手に「話しかけられている」のか「独り言」なのかが伝わりにくいです。
話すときははっきり、考えるときは黙って、を意識するだけで伝わりやすさが大きく変わります。
画面越しでは、普段以上にゆっくり・はっきり話すことが大切。
独り言は混乱のもとになるので気をつける。
3. 伝え方のNG
話し方だけでなく、伝え方にも気をつけたいポイントがあります。
同じ内容でも、伝え方ひとつで学生さんの理解度や満足度が大きく変わります。
- 同じことを何度も繰り返し言う
- 答えにくい質問をする
- 質問が長すぎる・複雑すぎる
- 抽象的すぎて具体例がない
意外とやりがちなのが、同じことを何度も繰り返してしまうことです。
「今日は『て形』の勉強をします。て形は動詞の変化です。て形を使うと…」と何度も「て形」を連呼してしまうと、聞いている方は疲れてしまいます。一度伝えたら先に進む勇気も必要です。
もう一つ気をつけたいのが、答えにくい質問です。「日本語の勉強は楽しいですか?」と初心者の学生さんに聞いても、答えが「楽しい」「難しい」くらいしかなくて会話が広がりません。
代わりに**「今日、昨日の夜ご飯、何を食べましたか?」**のように、答えやすく会話が広がる質問をする方が、レッスンが楽しくなります。
質問の仕方って奥深いね。確かに答えにくい質問されると困る。
質問の仕方ひとつでレッスンの空気が変わります。
「はい・いいえ」で終わらない、具体的に答えやすい質問を意識するだけで、学生さんの話す量も自然と増えていきますよ。
同じことの繰り返しは避ける、一度伝えたら先に進む。
質問は具体的で答えやすい形にする。
4. 時間に関するNG
オンラインレッスンで意外と多いのが、時間に関するトラブルです。
時間の扱い方ひとつで、信頼を一気に失うこともあれば、逆にファンを増やすこともあります。
- 先生側が遅刻する
- 学生さんの遅刻にイライラする
- 時間をオーバーして延長する
- 急なキャンセルを適当に済ませる
当たり前のようですが、先生側の遅刻は絶対にNGです。学生さんはお金を払って、時間を作ってレッスンに来てくれています。1分でも遅れたら、それだけで信頼が一気に下がってしまいます。
私は毎回、レッスン開始の数分前にはカメラとマイクをオフにした状態で入室して、学生さんが来るのを待つようにしています。
逆に、学生さんの遅刻にイライラしないことも大事です。日本人の感覚だと「5分前行動」が当たり前ですが、海外の学生さんは文化的に時間にゆるい人も多く、5分・10分遅れて来る人もいます。こちらは毅然と、時間通りに待つ。遅れて来ても責めない、笑顔で迎える。これが大事です。
ただし、遅刻された分を後ろに延長するのはNG。開始が遅れても、終了時間は予定通りに終わるのが基本です。
確かに海外の人って時間感覚ゆるいイメージあるかも。毎回イライラしてたら続かないね。
日本人と同じ感覚でイライラしてたら、この仕事は本当にしんどいです〜
こちらは時間通りに待つ、でも終了時間はきっちり守る。それだけで十分です!
日本に関わる予定がある学生さんには、優しく伝えてあげて
ただし、ひとつ注意点があります。
その学生さんが今後、日本の大学に入学する・日本の会社に就職する・日本に住む予定があるとわかっている場合は、日本の時間感覚について優しく伝えてあげるのも大事です。
日本では、約束の数分前に集まるのがごく自然な文化。時間ちょうどに来るのでも「ギリギリ」と感じる人もいるくらいです。
日本は、約束の時間の少し前に着くのが普通なんですよ。
今から時間ちょうどに来られるように、一緒に練習していきましょう!
こんなふうに、叱るのではなくその人の将来のためのアドバイスとして伝えてあげる。
これは日本語の先生だからこそできる、大切なサポートのひとつだと思っています。
急なキャンセルについて
そして、急なキャンセルについて。実は私、何度かしたことがあります。
私は女性特有の体調不良(生理の時の頭痛・吐き気・腹痛)がひどいタイプで、本当に無理な時はあります。そういう時は、すぐに誠実に連絡するようにしています。理由を正直に伝えて、代わりの日程をすぐに提案する。必要であれば振替を申し出る。
やむを得ない事情があって、誠実に連絡すれば、大抵の学生さんは受け入れてくれます。ただこれは、普段のレッスンを誠実にやっているからこそ。信頼の貯金があるから、たまのキャンセルも許してもらえるんだと思います。
完璧じゃなくていいんです。
でも誠実であることは絶対!
普段の積み重ねが、いざという時に自分を助けてくれます。
先生の遅刻・時間オーバーは絶対NG、でも学生さんの遅刻には寛容に。
日本に関わる予定がある学生さんには、日本の時間感覚を優しく伝えてあげる。
急なキャンセルは誠実な対応があれば大抵OK、普段の信頼関係が一番大事。
5. 環境のNG
意外と見落としがちなのが、画面に映る環境のNGです。
オンラインレッスンでは、学生さんはあなたの姿と背景しか見ていません。服装や部屋の様子が、そのまま先生の印象になります。
- 露出の多い服を着る
- スーツなどかっちりしすぎた服装
- 部屋が散らかっている
- カメラの画角が変(顔が半分など)
- 逆光で顔が暗い
まず服装について。露出の多い服はNGです。キャミソールや胸元が開いた服は、相手によっては不快に感じる人もいます。
かといって、スーツをきっちり着る必要もありません。オンラインレッスンはカジュアルな場なので、スーツだと逆に堅苦しすぎて学生さんが緊張してしまいます。
私はいつも、清潔感のあるシンプルなトップスを着るようにしています。襟付きのシャツや、きれいめのニット、ブラウスなどがおすすめです。
服装ってあんまり気にしてなかった!でも確かに画面に映るのは上半身だけだもんね。
上半身しか映らないからこそ、そこだけは気を使います!
下はパジャマでも大丈夫です(笑)
次に部屋の環境です。カメラに映る範囲だけでいいので、きれいに整えておきましょう。
散らかった部屋や、洗濯物が干してある背景は、どうしても生活感が出すぎてしまいます。学生さんに「この先生、大丈夫かな?」と思われないためにも、カメラに映る範囲は必ずチェックする習慣をつけるといいです。
背景に困ったら、シンプルな壁を背にするか、本棚などきれいに見えるものを映すのがおすすめ。
そしてカメラの画角も意外と大事です。顔が半分しか映っていなかったり、上から見下ろすような角度だったり、逆に下から見上げるような角度だと、印象がよくありません。
カメラは目線の高さに合わせるのが基本。ノートパソコンだと低くなりがちなので、本や箱の上に乗せて高さを調整するといいです。
最後に明るさ。逆光になって顔が暗く映っているのはNGです。窓を背にしないこと、必要ならリングライトを使うこと。顔がはっきり明るく映るだけで、印象は何倍も良くなります。
環境って、自分では意識しにくいところ。
一度レッスン前に自分の画面を録画して見てみると、客観的にチェックできておすすめです!
服装は露出を避け、清潔感のあるシンプルなものを。
背景・画角・明るさの3つは、レッスン前に必ずチェック。
まとめ
オンラインレッスンでやってしまいがちなNG行動を10個以上、紹介してきました。
- 先生が話しすぎる
- 声が小さい・早口・独り言・ぼそぼそ話す
- 同じことを何度も繰り返す
- 答えにくい質問、抽象的な質問をする
- 先生の遅刻・時間オーバー
- 学生さんの遅刻にイライラする
- 急なキャンセルを適当に済ませる
- 露出の多い服・かっちりしすぎた服装
- 散らかった背景・変な画角・逆光
こうして並べてみると、「全部完璧にやるのは難しい…」と感じるかもしれません。
でも大丈夫。一度に全部直そうとしなくていいんです。
まずは自分が一番気になるものから、1つずつ意識してみる。
それだけで、レッスンの質はぐっと上がっていきます。
一気に全部は無理だから、一つずつやってみる!
私も最初から全部できていたわけじゃないです。
4年やってきた中で、失敗しながら少しずつ直してきました。
大事なのは、学生さんのことを考えて改善し続ける姿勢だと思います!
オンラインレッスンは、対面とは違う難しさがあります。
でも逆に言えば、ちょっとした工夫で他の先生と差をつけられるということ。
今日お伝えしたNG行動を避けるだけでも、学生さんから「この先生のレッスン、受けやすいな」「また予約しよう」と思ってもらえるはずです。
一緒に、学生さんに愛される先生を目指していきましょう!
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